島暮らしで気付くこと。
年に数回、とある島で暮らすように旅をするのが私の毒出し恒例行事のひとつになりつつある。この島には、何もない。お店は小さな商店が1軒。住民の皆さんは週に1回フェリーで買い物に出る。小さな集落が2つ、人口は720人ほど(しかもこのうちの100人位は2軒あるホテルの従業員)の小さな島。人間以外の生き物の方が多い。そんな島に私はとんでもない居心地の良さと、多分大昔にこの場所にいたような妙な親近感を持っている。
普通の道からの景色。本当に何もない。笑
その代わりといっちゃなんだが、この美しい海や、今にもしゃべり出しそうな木々や草花、この島だからこそ見ることが出来るであろう生き物がたくさんいる。夜になると南十字星が見える。日本で南十字星を見ることができるのは、このあたりの島だけだ。
自転車を漕いでいたら、孔雀の親子に遭遇したり(孔雀は私を見ても驚かない。驚く私の方がごめんなさいと言いたくなる😂)サザエの殻に入ったびっくりサイズのヤドカリ、ヤンバルクイナetc・・・
生命の豊かさに溢れた美しい島。
今回、たまたま9月の新月と日程が重なった。最小限の街灯、月が出ない夜のビーチはまるで宇宙空間。どこまでも広がる暗闇の中に信じられない数の星が広がっていた。暗闇のビーチで星しか見えない空間では、私は宇宙に住んでいるのだと体感せざるおえなかった。
地球にある豊かさを1つずつ思い浮かべていった。あまりに美しくて優しくて幸せで泣けてきた。
私の暮らす星はとんでもなく美しい星である。
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