最低限と最小限。

自分自身をどんな言葉で表現しようか悩んでいる。別にカッコ良い肩書きが欲しいわけではない。純粋に、「私」というものを一言でこれですと伝えられるラベルが見つからないのだ。なぜそんな事を考えているのかって、便利だからだ。


ラベルには他者に自分自身を説明する時にアレコレ言わなくともサクッと集約して「私は何者か」を伝える事ができる便利さがある。また、同じ価値観を持つ仲間への目印となる。


私はシンプルでミニマルで無駄がない暮らしが好きだ。


じゃあ、ミニマリストでいいじゃん。て思うじゃないですか。でも私的にはしっくりこないのです。


ミニマリストとはモノをできるだけ減らし、必要最低限のものだけで暮らす人を指します。でも私は必要最低限ではなく必要最小限のものだけで暮らしたいんですよね。(←ハイ、めんどくさいです。ごめんさい😂)最低限というのは広義では「1番低い方の限界」を意味する。「最低限それがあれば」というのは品質やこだわりは置いといて、みたいなニュアンスにもとれる。


「最低限、これは必要だ」

「最低限、これはするべきだ」


並べれば並べるほど、「最低限」という言葉に美学は感じない😂つまり、私にはミニマリストというラベルは不適合。笑


対して「最小限」とは「ある範囲内で、最も小さいこと。」


最低限よりも、ゆとりがある。


アインシュタインの好きな言葉がある。


「Everything should be made as simple as possible, but not simpler.」

(ものごとはできるかぎりシンプルにすべきだ。 しかし、シンプルすぎてもいけない。)


本当に、この方は私のかゆい所をピンポイントでかいてくださる。


確かに最低限の暮らしは無駄がないかもしれない。でも物の質や心地良さを大切にしたいのであれば、最小限というゆとりが必要なのだ。この小さなゆとりがなければ、私は生きる喜びを感じられず疲弊する。(私の場合はですよ。最低限の暮らしに喜びを感じる方もいますから。)


じゃあ、シンプリストは?とか会社のメンバーに言われたりするのですけれど、シンプリストは物の数は最小限ではないけれど「整理整頓が上手」「モノトーンなどでシンプルにまとめられている」が近いイメージ。私はものがあると整理整頓は出来ないのでシンプリストとも違う。笑


いよいよ心お優しい方々でもめんどくさくなってきたと思いますが、私の申し上げるシンプルでミニマルで無駄がない暮らしというのは「最小限の最上級な暮らし」(最上級は高級品だけを指している訳ではなく、長く愛せる品質・機能美などが揃ったもの)


それを一言で表現できるラベルってないですかね?


もう、アインシュタインで良いですかね?


今朝のキッチン。塩と砂糖のキャニスターの蓋がきちんと閉まらず、今どうにかしたいものNO.1